「甘党大満足の梅酒」の氷砂糖の量を考える
スィートさが魅力の梅酒。
ただ、逆に『甘すぎる!もっとアッサリ・サッパリなものを飲みたい』とか、『ダイエット中だから』などで避けられることもある梅酒。
今は、甘さ控えめが優勢の梅酒業界ではありますが、手作り梅酒に流行など関係ありません。
好きなモノを作る。流れに逆らってみるのもまた一興。
甘党の、甘党による、甘党のための梅酒を!
甘党初級梅酒
酒450mℓ、青梅250g に対して氷砂糖「300g」の甘党初級者梅酒です。(酒1.8ℓ、青梅1kgに対して氷砂糖1.2kg相当)
甘党中級梅酒
酒450mℓ、青梅250g に対して氷砂糖「350g」の甘党中級梅酒です。(酒1.8ℓ、青梅1kgに対して氷砂糖1.4kg相当)
甘党上級梅酒
酒450ml、青梅250g に対して氷砂糖「400g」の甘党上級梅酒です。(酒1.8ℓ、青梅1kgに対して氷砂糖1.6kg相当)
飲んでみた感想
そんな甘党梅酒も仕込んでから24ヶ月目となりました。
(左:甘党上級梅酒 / 中:甘党中級梅酒 / 右:甘党初級者梅酒)
氷砂糖の量が多いと、濃い琥珀色の梅酒になるようです。あと、梅の実にシワも増えてきます。
甘党初級梅酒
氷砂糖の量は、一般的なレシピの1.2〜2.0倍くらいです。
これくらいなら「やや甘め」くらいで通用する甘さです。(市販されていても不思議じゃないレベル)
アルコールのトゲトゲ味はほぼ感じず、まろやかで熟成が進んでいる感じ。
割っても薄まり過ぎないので、甘党以外の人でも美味しく飲めるんじゃないか、と。
甘党中級梅酒
氷砂糖の量は、一般的なレシピの1.6〜2.7倍くらいです。
んー。これも悪くないです。
流石に『ちょっと甘過ぎじゃない?』感が出てきますが、まだ(個人的には)大丈夫です。
以前に試飲した時は、もっと『甘っま!!』な味だった筈。
2年くらい経って、ショ糖のど直球な甘さから深みのある甘さに変化したのだと思います。
甘党上級梅酒
氷砂糖の量は、一般的なレシピの1.6〜2.7倍くらいです。
グラスに注いだ感じもトロッとしていますし、実際飲んでも『甘みの強い梅酒』という感想になるのですが、ここまで来ても“梅酒の体”を保っています。
まだ飲み物として通用する甘さで、例えばカルピスの原液のような「ストレートで飲んだらダメ」感はありません。
総論
甘めの梅酒に失敗なし。基本的に飲めます。
氷砂糖を多くいらた方が美味しさが安定しています。梅酒作り初心者の方でも、失敗しにくいんじゃないかな。