梅酒の保管場所は「冷暗所」と決まっています。
直射日光が当たるところ、高温になり過ぎるところ、あと温度変化が小さ過ぎるところは良くないと言われています。
・・・本当にダメ?
という訳で、そんな良くないトコロにわざと保管したておくチャレンジ。
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2年間も“良くないところ”に保管した梅酒
左から、普通(冷暗所) / 太陽サンサンの窓辺 / 冷蔵庫 / 屋外(ベランダ)

ちなみに、下は漬けてから2ヶ月目の写真。

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2017年6月に漬けてるから2年が経って、保管場所によって結構違いが出てきました。
外観とか味とか
日光が当たっている「窓辺」と「ベランダ」の色が濃く、基本は暗闇な「普通(冷暗所)」と「冷蔵庫」は同じような色合いで薄めです。
窓辺の梅酒
西日が入る窓の近くに置いているので、日光が当たりやすいのと温度変化が比較的に大きいかな、と。
下写真の左から2番目。普通の梅酒(一番左)と比べて色が濃いです。

変な濁りはなく、一見するとより熟成した梅酒。

冷蔵庫の梅酒
正確には野菜室。真っ暗かつ低温、温度変化はほとんどありません。
下写真の右から2番目。普通の梅酒(一番左)と同じ色です。

梅酒の色の濃さは、温度変化よりも日光の当たり具合の影響が強そうです。
(漬け始めと比べて琥珀色になってますし、時間経過も関係ありますけど)
それはそれとして、梅の実が猛烈にシワシワ。

シワがいくのは、梅果実の皮に「半透性」がある時に果汁を吸い出すからです。(たぶん)
冷蔵庫でいい具合に保冷され、新鮮(=半透性が維持される)期間が長かったからと推測します。
ベランダの梅酒
夏場、裸足で出ると火傷確実な超灼熱。そして直射日光もガンガンに当たる極限環境です。
屋外のため冬場は寒く、雪に埋もれたりもしました。
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下写真の一番右。最も色が濃いです。

若干濁っているようにも見えますが・・・

上から覗くと「案外、大丈夫かもね」感があります。

まぁ、底には“何か”が沈殿していて、少し揺すると濁りが出てくるんですけども。

飲んでみた感想
普通の梅酒 (冷暗所)
2年経っていい感じに熟成が進む「普通の梅酒」です。
ホワイトリカーのトゲトゲ感も良い感じに引っ込んで、青梅の爽やかな酸味も残るまさに“飲み頃”。
今回の基準になる梅酒は、相応しい場所に保管されていた美味しい梅酒です。
窓辺の梅酒
匂いに不審な点なし。梅酒です。
味は、普通の梅酒と比べて熟成が進んでいるように感じます。ちょっと黒糖・紹興酒っぽい芳ばしさが。
直射日光にあてると有害物質が増えるらしいので、その点が気になりますけど、味は悪くはありませんでした。
冷蔵庫の梅酒
梅酒の匂い。不審な点がないのはもちろんですが、特別アルコール臭がきつい訳でもありません。(若干香りが弱いかな?くらい)
キリッとしてシャープな味。熟成感はありませんが、未熟感が強すぎる訳でもなく。他と方向性は違いますがいい感じに仕上がっています。
かなり美味しい。
ベランダの梅酒
んー。上の2つとは違うような・・・ちょっと“ホコリっぽい”匂いがする気もしますが、梅酒の香りです。
味は、んーーーーーーどうだろう???
不味くはありません。危険を感じる味でもありません。ちょっと焦げた風味があり、色の濃さ程には味が濃厚という訳でもなく。(むしろ、やや薄めか?)
まぁ、梅酒?
今のところ、お腹も痛くなっていません。
結論
多少の無茶なら大丈夫。
もちろん、わざわざ“変なトコロ”で保管する必要はないですが。