適当に作ったとしても割と失敗しない梅酒。
・・・と油断していると、意外と失敗したりもする梅酒。
今回は失敗しない(失敗したことのない)瓶の洗い方のお話です。
勝負は瓶を洗うところから始まっている?
果実酒用の瓶は漬け込む前に洗います。
その理由は以下の通り。
- 食品関係なので汚れていると嫌だから
- カビが生えたりしたら嫌だから
「1」は常識的な話ですが、そこに「2」が入ってくると途端に面倒になってきます。
例えば下記。
『煮沸した方が良いよ』、『煮沸すると瓶が割れたり熱湯で火傷することがあるから駄目だよ』、『水気が少しでも残っているとカビが生えるよ』、『瓶を乾かす時にホコリやらカビ胞子が入るよ』などなど。
とても面倒くさそうです。
こんな苦労する必要があるんでしょうか?
経験からいうと、瓶を洗うときには「1」だけ考え良いと思います。
次の手順で今までに100本くらいは漬けてきましたが、一度も失敗したことはありません。
失敗したことのない洗い方
先ずはスポンジに食器用洗剤をつけてゴシゴシ洗います。普段のお皿などを洗うのと同じです。
※汚れを落とすのが目的なので、「5回洗う!」とか変に頑張る必要はありません。
洗い終わったらひっくり返して水を切ります。
「日陰で埃が入らないように細心の注意を〜(略)」もする必要はないと思います。あくまで普通に。
ざっと水が切れたらいわゆる「共洗い」をします。
果実酒を漬け始める直前で、ベースにするお酒(ホワイトリカーなど)を瓶に少量入れてからフタをします。
瓶の全てのガラス面に行き渡るように回して、少し放置したのち、お酒を捨てます。
この時、水滴が多少残っていても構いません。
これで完了!
あとは普通に漬けて完成を待つのみ
純度の低いアルコールに殺菌作用を期待するなら10〜20分は待った方が良いそうですが、どうせその後に「数ヶ月〜」の期間でアルコールを投入する訳ですし、誤差でしょう。
気になるようなら除菌スプレーを使いましょう。
共洗いが終わったら、速やかに漬け込み開始。
冷暗所に置いておけば完成です。
「共洗い」の意義はどれ程?
正直に言うと、殺菌の話ならば共洗いする必要すらないんじゃないか?・・・と思ったりもします。
アルコール度数が【35度】のホワイトリカーを【1,800ml】を使う場合、仮に、水切りが超絶不十分で【20ml】くらい水滴が残っていたとしても、全体のアルコール度数は殆ど落ちないです。
ちなみに、残った水滴(20ml)で薄まった後のアルコール度数は【34.6度】くらい。あまり変わりませんね。