始まりは2016年の春。
完熟梅はフルーティーで良い匂い
青梅と完熟梅の違いは、なんといっても香り。とってもフルーティな甘い匂いです。
爽やかな「酸っぱ味」が梅酒の醍醐味とはいえ、完熟梅の芳醇な香にも惹かれるものがあります。
桃のような匂いです。
左:青梅 / 右:完熟梅
左:青梅の梅酒 / 右:完熟梅の梅酒
あとは、冷暗所(床下)で熟成するのを待つだけ。
で、2017年の春まで待った結果。
琥珀色の熟成完熟梅酒
24ヶ月目に突入した「完熟梅酒」。
2年の時を経て、良い感じに熟成して「熟成完熟梅酒」にクラスチェンジしているはず。
左:青梅の梅酒 / 右:完熟梅の梅酒
綺麗な琥珀色。
なんとなく完熟梅は傷みやすく、梅の実が崩れてしまうかも・・・と心配していたのですが、杞憂でした。
梅の実は柔らかそうですが「破れて果肉が漏れ出ている」とか「モロモロしている」とかもなく、お酒はとっても透明です。
飲んでみた感想
匂いは・・・
ん? フルーティさを感じないぞ??
2年経っているにも関わらず、ホワイトリカーの(薬品的な)アルコールの臭いがする気がします。
気を取り直して試飲を。こちらは、フルーティな甘い味わいになっているのか。
んんんっ?フルーティさを感じないぞ??
むしろ、酸っぱ味が圧倒的に強いです。(普通の)青梅の梅酒と比べて。
あと、熟成の進みが遅い? かも。若干ですがアルコールのトゲトゲ感が残っています。
どこかで『完熟梅を使うとフルーティでまろやか甘い梅酒になるよ』という情報を読んだ気がするのですが、今回は真逆の結果になりました。
また、別のサイトでは、「未熟な青梅に含まれる成分が梅酒の爽やかな香りと味に素になる」と書いてありました。今回の結果だけみると、こちらの方が正しそうです。
完熟梅の「酸っぱい梅酒」が決して不味いわけではなく、完全に好みの問題なのですが・・・個人的には青梅ので作った方が口に合うかなぁ。
※同じ材料で同じように作っても味が全然違うこともあるので、いづれもう一度試してみようと思います。