「甘さ控えめの梅酒」を作るときの氷砂糖の量 (24ヶ月目)

「甘さ控えめの梅酒」を作るときの氷砂糖の量 (24ヶ月目)

「甘さ控えめ梅酒」の氷砂糖の量を考える

全ての人が梅酒大好き!という訳ではありません。

『梅酒は甘ったるいから苦手』とか『○○○で飲んだ梅酒は甘さ控えめで美味しかった』といった話を耳にすることがあります。

『ダイエット中なのでカロリーが心配』とも。

そんな人に捧ぐ「甘さ控えめ梅酒」を作る“お試し”の結果です。

ノンシュガー梅酒

文字通り全く氷砂糖を入れません。ホワイトリカーに青梅を投入したのみ。

超微糖梅酒

酒450mℓ、青梅250g に対して氷砂糖「50g」の超微糖梅酒です。(酒1.8ℓ、青梅1kgに対して氷砂糖200g相当)

微糖梅酒

酒450ml、青梅250g に対して氷砂糖「100g」の微糖梅酒です。(酒1.8ℓ、青梅1kgに対して氷砂糖400g相当)

飲んでみた感想

そんな甘さ控えめ梅酒を仕込んでから24ヶ月目となりました。

(左:微糖梅酒 / 中:超微糖梅酒 / 右:ノンシュガー梅酒)

氷砂糖の量が少ないと、緑っぽい梅酒になるようです。あと、梅の実にシワは入らず、ツルッとしています。

ノンシュガー梅酒

基本的には、梅風味の酸っぱい&ほろ苦いホワイトリカー。

アルコールのトゲトゲ感が、がっつり残っています。

梅果汁は殆ど抽出されていないように感じます。

こういうお酒も“アリ”かもしれませんが・・・少なくとも梅酒とは言えないかなぁ。

超微糖梅酒

とても酸っぱいながら、先の「ノンシュガー梅酒」と比べると、梅酒感が出始めています。

味としては「酸っぱさ」が前面に来ており甘味は後味として控えめに感じる程度。

あと、抽出力が足りないのか梅酒としては“薄い”です。

梅酒としてはギリギリ成立するかもレベル。

アルコールのトゲはしっかり感じるので、もう少しの熟成は必要でしょうか。

微糖梅酒

率直な感想は「酸っぱい梅酒」です。(クエン酸を足したような)

若干“薄い”ような感じはしますが、飲み始めから控えめな甘みは感じますし、ちゃんと飲めます。

ただ、円やかさとか深い味わいとかは微弱。

2年も熟成させたことを考えると、若干物足りなさはありますが・・・シャープな梅酒も悪くはありません。

「とっても甘さ控えめ」がお好きな方は、この辺りが良いかもしれません。

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